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2023.10.18

ラジオ波(RF・高周波)とは? -エステと美容効果についてご紹介 –

 

エステティックサロンにおけるラジオ波機器の効果

エステティックサロンにおける痩身や美顔のトリートメントのひとつとして、ラジオ波(RF)による温熱をつかった施術があります。

 

そもそもラジオ波とは一体何なのか?
そしてどのような効果があるのか?

 

ここではその仕組みや効果を簡単にご紹介します。
※この記事はエステにおける美容効果についてご紹介するものです

 

【ご注意ください】

ラジオ波機器はどの周波数でも効果は大差ない「1MHz も 40.68MHz も効果は変わらない」といった、誤った情報を一部のラジオ波機器販売業者において提供しているとの報告を受けております。

使用する周波数帯によって0.4~1MHzと40.68MHzでは効果、体感、作用機序の全てが異なります。

 

1.ラジオ波(RF)とは?

 

そもそも、ラジオ波とはなんのことでしょうか?光(赤外線、可視光線、紫外線)やTVの電波は「電磁波」の一種ですが、ラジオ波もこの電磁波のひとつ。
RFとは、radio frequency(ラジオフリークエンシー)の略で、「ラジオ波」「高周波」と呼ばれることもあります。

周波数30~300MHz(波長100km~1m)の電磁波のことを、総称して「ラジオ波」と呼びます。
一概に「ラジオ波」と呼ばれるものでも、周波数や出力によってその効果は様々です。

2.美容機器におけるラジオ波の効果とは?

 

まず、エステティックサロンで使用する「ラジオ波のテクノロジーを使用した機器」は「肌を温めるタイプのもの」で、「細胞組織を破壊するもの」ではありません。

使用する周波数により大きく2つのタイプに分けることができ、形状によっては3つのタイプに分けることができます。周波数、電極の数や位置により、効能も様々に分類されます。

 


【周波数による分類】

(1)0.4〜1MHzのラジオ波を使用した施術

0.4〜1MHz程度の低い周波数の電磁波では、ジュール熱が発生します。
多くのラジオ波(RF)機器は、物質の内部に電気が流れることで発生する「ジュール熱」によって発熱する仕組みを利用しています。

 

(2)40.68MHzのラジオ波を使用した施術

40.68MHzの周波数の高いラジオ波は電波的な性質が強く、肌の内部で水分子の回転を促します。
水分子が回転すると熱が発生するため、トリートメント部位がしっかりと加熱されます。

 

 

 


【電極の位置・加熱方法による分類】

(1)0.4〜1MHzモノポーラ方式


【効果】深部を柔らかく加熱:健康・リラクゼーション・コリのほぐし・ドレナージュ

施術を行う場所に電極、体を挟んだ反対側には対極板(戻し電極)を当て、2つの電極間に電流を流し熱を発生させます。比較的広い範囲をあたため、代謝を向上させるトリートメントです。
電極間の広い範囲に電気を流し、細胞を振動させほんのりと温度を上げることで、血液やリンパの流れを活発にし、老廃物の排出をスムーズする作用があります。

様々なハンドピースをつかいリンパドレナージュなどにも使用されています。

 

2)0.4〜1MHzバイポーラ方式(電極の数によりトライポーラ、マルチポーラ方式など)

【効果】表面のあたため:ドレナージュ効果

2つ以上の電極を持っているラジオ波機器です。0.4〜1MHz程度前後の電流を流してジュール熱を発生させます。バイボーラは2極、トライポーラは3極、マルチポーラはそれ以上と名称や電極の数は様々ですが、基本的な原理は同じです。
電流は電極間の最も近い距離を流れる性質がある為、皮膚のごく表層に作用します。

効果が実証できる温度までしっかりと加熱することができれば表層の引き締めに効果的ですが、麻酔を使用できないエステティックでは引き締めるほどの加熱を行うことはできません。軽く温めながら肌をマッサージすることで血流や体液の循環促進を促し、主にリンパドレナージュに使用されます。

(3)40.68MHzユニポーラ方式(特許)

1つの電極から40.68MHzのラジオ波(RF)を発生させます。ユニポーラ方式の40.68MHzのラジオ波(RF)は、電子レンジで用いられている「マイクロ波」と似た性質を持っているため、電子レンジのように肌の奥深くで熱を発生させます。

安心安全に、肌の深部を加熱し、脂肪や表皮にもアプローチします。

位相整合テクノロジーと組み合わせることで加熱したい深さを集中的に加熱することができるので、効率よく熱を発生させ部分造形を行なうことができます。

40.68MHzを用いたバイポーラ方式

肌の表層をターゲットとしますが、
40.68MHzを用いていますので、アプローチしたい部分へ震度を変えて作用可能です。やや深いところも合わせてしっかりと効率よく加熱を行うことができます。

 


3.家庭用ラジオ波(RF)機器の効果は?

 

最近家庭用のラジオ波(RF)機器が増えていますが、効果はどのようなものなのでしょうか?

 

(1)家庭用ラジオ波(RF)機器の周波数は0.4〜1.0MHz、バイポーラ方式のものが一般的

一般的に家庭用ラジオ波(RF)機器は0.4~1.0MHz前後のバイポーラ方式を用いたものが多いようです。

(2)家庭用ラジオ波(RF)機器は、業務用に比べて出力が非常に弱い

最大出力(ワット)数が業務用機器とは全く異なりますので加熱性能が異なります。

家庭用のラジオ波(RF)機器は、「事故なく」「誰にでも安全に」「簡単に」使えることを前提として開発されていますので、業務用のラジオ波(RF)機器と比べると最大出力は非常に弱く、ほんのり温まる程度です。もちろん、出力が弱かったとしても温まりますし、マッサージをしながら肌にあてていれば、マッサージ効果により施術部位がほぐされ、スッキリとする可能性はあります。しかし、業務用の機器と同等の効果となることはありません。

 

以上のように、同じラジオ波と言っても、効果は様々です。
ラジオ波を用いた施術を選択する場合には、以上の仕組みを理解して、より貴方のお悩みに合った機器による施術を選んでみてくださいね。

 

 


 エステサロン専用
サーモ・シェイプ専用機器は『40.68MHzかつユニポーラ方式』を採用

エステティックにおいて40.68MHzの周波数でユニポーラ方式を採用した美容機器「サーモ・シェイプ」シリーズ専用機器のみ
サーモ・シェイプには、ユニポーラ方式の他にバイポーラ方式のタイプ、ヘッドの形状も様々で「引き締めから部分痩身まで様々な悩みに対応が出来ます。
また、サーモ・シェイプ専用機器を製造しているメーカーは、美容医療の分野にも機器を提供しているメーカー。多くの美容クリニックで採用されている実績がある、非常に信頼性の高いトリートメントであると言えるでしょう

最新のサーモ・シェイプDeepは、サーモ・シェイプの発売以来10年以上の間進化を重ね、効果、安全性、体感の良さを追求して作り上げた最新のエステティックトリートメントです。

ぜひ、他とは一味違う「サーモ・シェイプDeep」の施術を体感してみてくださいね。

 

 

 

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