News & Column

2021.10.21

業務用機器のセルフエステ利用はNG?! HIFU機器の販売制限も:Beauty World の出展規定が厳しくなりました

2017年に国民生活相談センターよりHIFUに関する注意喚起があったことはご存知の方も多いと思います。

(リンク:エステサロン等でのHIFU機器による施術でトラブル発生!-熱傷や神経損傷を生じた事例も-)
その後、HIFU機器に関してエステティックサロンでの扱いを禁止するようにという通達は、2017年以降、幾度となく出されてきました。

また同様に、近年セルフエステも一大ブームとなり、業務用美容機器利用による健康被害なども散見され、注意が促されております。

そんな中、日本最大級の美容の祭典でもあるbeauty world JAPAN において、「HIFUおよびセルフエステ」の出展規定が強化されたことをご存知でしょうか?

(以下通達文書より抜粋)


本年4月に開催されたビューティーワールドジャパンにおいて、サロン向けHIFU機器の販売およびセルフエステ事業者への業務用美容機器の販売を目的に出展していると見受けられる企業があったという報告を受けました。

エステティシャンはHIFU機器を扱うことができないこと、またセルフエステでの業務用美容機器導入により消費者に健康被害が散見していることを鑑み、今後ビューティーワールドジャパンでは、HIFU機器の出展とセルフエステ事業者への美容機器販売についての出展規定を強化するに至りました。ビューティーワールドジャパンは業界の健全な発展を志向する業界団体の意向に賛同し、本見本市における当該機器の出店や販売姿勢について下記の通り対応することとしましたことを報告いたします。

 

HIFU機器(高密度焦点式超音波やそれに類する超音波技術を使用した機器)の販売は、医師免許や看護師免許をは有する医療関係者に限定する。

業務用美容機器(電磁波・超音波などを用いた痩身機、脱毛機、美顔機)などを、セルフでの施術(機器および施設を事業者が提供し、消費者自らが機器を操作する、いわゆるセルフエステ)利用を目的とした来場者には販売しない。

上記①②を出展申込時に提出いただく誓約書に追記し、ご了承いただいた上で出展を引き受けます。見本市会期中、上記が順守されてないと主催者より判断された場合は、展示・販売・実演を注視していただくことも明記しております。

 

下記通達文書原本



2021年10月のビューティーワールドジャパンを皮切りに、今後規制はよりいっそう厳しくなっていくことが予想されます。

今、エステティック新しく開業しようと検討中の方や、これから新業態を始めようを考えていらっしゃる方。このような動きがあることを熟知した上で事業展開の検討、導入機器の検討を実施されてください。